北海道の屋根大雪山連邦

北海道の屋根大雪山連邦

大雪山国立公園


北海道を訪れる旅行者にとって、大雪山国立公園は絶対に見逃せないスポットです。この広大な自然の宝庫は、北海道の中央部に位置し、美しい山々、清らかな湖、そして豊かな動植物で知られています。

皆様、今日は北海道の自然が誇る、壮大な大雪山国立公園をご案内いたします。ここでは四季折々の景色を楽しむことができ、まさに自然愛好家の夢の地と言えるでしょう。

大雪山国立公園の中心であるのは北海道の屋根と言われる大雪山連峰です。実は大雪山と言うのは富士山のような一つの峰につけられた山はありません。標高2,291メートルの旭岳を最高峰に、50㎞にわたって連なる2,000級の山々の総称です。バスガイドの私は大雪山連峰や大切の山々が見えてまいりました、とご紹介いたします。

四季に応じて、大雪山国立公園ではさまざまな自然の姿を見ることができます。春には新緑が心を癒やし、夏は涼しげな風が訪れる人々を迎え入れます。秋には紅葉が山を彩り、冬は雪に覆われた静寂の世界が広がります。特に秋の紅葉は、見る者を魅了する絶景として有名です。

また、この公園内には、様々な温泉地が点在しており、登山やハイキングの後には、温泉でリラックスするのもおすすめです。美瑛町や富良野市といった人気の観光地へのアクセスも良好で、大雪山国立公園を拠点に北海道の魅力を存分に味わうことができます。

動植物についても、この公園は多種多様な生態系を有しています。レアな野鳥や野生動物の観察も、大雪山国立公園訪問の大きな魅力の一つです。自然の中でしか味わえないこの貴重な体験を、ぜひお楽しみください。

さあ、北海道の大自然、大雪山国立公園で、心も体もリフレッシュしましょう。私たちは皆様の訪問を心よりお待ちしております。

ここでご紹介した大雪山国立公園の魅力を体験したい方は、ぜひこの機会に北海道への旅行をご検討ください。忘れられない旅の思い出が、ここにはあります。

歴史

大雪山国立公園は、昭和9年、阿寒と共に指定された国立公園で、その面積は23万ヘクタール、神奈川県とほぼ等しい広さを持つ、日本で最も広く最も原始的な自然美を誇る一大山岳公園です。

その背景には、この地域の壮大な自然美と、特有の生態系を保護し、後世に継承していくという願いがありました。初めてこの地を訪れた人々は、その雄大な景色と自然の力に圧倒され、ここを守るための措置が必要だと感じたのです。

文豪家として全国各地の紀行文を残している大町桂月(おおまちけいげつ)は、大雪山を「富士山に登って山の高さを語れ、大雪山に登って山岳の大きさ語れ」と、その雄大さを讃え、「北海道に冠たるのみならず、九州になく、四国になく、中国になく、近畿になく奥羽になし、大雪山は実に天上の神苑なり」とその素晴らしさを伝えております。

また沢山の峰ばかりではなく、高原あり、火口あり、沼あり、と変化に富んでおり、足元をはうように流れる雲や霧、真夏でも涼しさを誘う白い雪渓(残雪)、緑のじゅうたんを敷き詰めたような配松の群落、そして、可憐に咲き競う高山植物のお花畑など、自然があふれております。

なお、近くには層雲峡、天人峡、然別、糠平、白金、十勝岳などの温泉があり、大雪山国立公園の探勝の拠点となっております。

北海道の中央に位置するこの公園は、壮大な自然景観と多彩な生態系で知られ、年間を通じて多くの訪問者を魅了しています。

公園指定後、大雪山国立公園は徐々にその魅力を広めていきました。登山者、自然愛好家、写真家、そして冒険を求める人々が集まり、その美しい風景と独特な動植物を求めて訪れるようになりました。特に旭岳は、公園内で最も高い山として、多くの登山者にとっての憧れの的となっています。

また、大雪山国立公園は四季折々の表情を見せることで知られています。春の新緑、夏の涼やかな風、秋の紅葉、そして冬の雪景色は、それぞれが訪れる人々に異なる魅力を提供しています。これらの季節ごとの変化が、公園の歴史の中で多くの文化活動や芸術作品のインスピレーションの源となってきました。

大雪山国立公園の歴史には、地域の人々の生活や文化と深く結びついた側面もあります。地元の人々は、古くからこの自然と共生してきました。彼らの生活様式や伝統は、公園の歴史を通じて、訪れる人々にその価値を伝え続けています。

今日、大雪山国立公園はその歴史的価値と自然美を胸に、世界中から訪れる人々を迎え入れています。この地を訪れることで、皆さんもその一部となり、この美しい自然遺産を未来に繋げていく役割を担うことができます。

大雪山国立公園の壮大な自然と豊かな歴史に触れ、心に残る体験をしてみませんか?この地が持つ無限の物語を、ぜひ自らの目で確かめてください。北海道の大自然が皆様を待っています。

旭川側から見る山々を表大雪、十勝側からは裏大雪と言います

標高1,984mの黒岳

登山で一番手近な山で層雲峡温泉街からロープウェイで5合目まで行くことができ、このあたりが森林の限界線となっております。ここから上は殆ど樺の木ばかりで、根元には白花シャクナゲ、ミヤマナナカマドなどが可憐な花を咲かせております。更に7合目までリフトが通じております。

1,500mあたりで樺の木もなくなり、あとはハイマツが密生するだけ、さらに上るとハイマツも姿を消し、頂上まで一面、高山植物(コケモモ、ガンコーラン、イワウメ、ミヤマリンドウ、エゾコザクラ、イワギキョウ、ヨツバシオガマ)が見事なお花畑を作っております。

雪解けが遅いために、咲く時期はほんの2~3か月、高山の花々を眺められるのもこのお花畑の特色です。

頂上からの展望も素晴らしく、間近に烏帽子、赤岳、白雲、北海、凌雲の山々を望むことが出来ます。暑い盛りの8月でも広い範囲に渡って雪渓があり、夕映えの美しさも格別です。

本来なら山岳ガイドがご案内しますが、いつからかバスガイドが山岳ガイドとしてご案内するツアーも出来まして、パンプスから登山靴に履き替え、制服のスカートからズボンに履き替え、当時は携帯電話もそれほど普及していませんでしたから、遭難することも考慮しペットボトルに水、ナイフ、飴やチョコレート、帽子など完全防備しておりました。

中にはその姿を見てお笑いになる方もいましたが標高1,000mは本州でいうと緯度の関係で2,000m級の山に匹敵するからです。

主峰 標高2,291m旭岳

アイヌ語で「カムイミンタラ」神々の遊ぶ庭と言われております。

大雪山連峰の主峰が標高2,291mの旭岳で北海道で最も高い山として知られ、登山はもちろん、ゴンドラを利用して山頂近くまで気軽にアクセスすることができます。山頂からの眺望は、まさに圧巻。北海道の大自然を一望できる素晴らしい景色が広がっています。

北に位置しているため、本州の3,000m級の山々に匹敵します。

旭岳のパノラマを心行くまで楽しむには何といってもロープウェイが最適。ロープウェイは標高1,100mから標高1,600mまを結び、約10分間の空中散歩。トップシーズンは約5分間隔で運行。旭岳の雄大な自然が一望できます。

山麓駅には食堂やショップもあり、終点姿見駅には長靴のレンタルも用意しています。長靴のレンタル方法のほかに山岳ガイドさんが、注意事項を説明します。とても緊張します。山岳ガイドさんではなくバスガイドが旗を持ち、こちらでございます、とご案内するツアーがあるからです。

姿見の池まで0.7㎞、20分コースと1週約1.7㎞1時間コース、姿見池から第三展望台まで15分コース、第三展望台から姿見駅展望台まで25分コース。第二展望台、第四展望台、左回り、右回り、そしてメインの姿見の池展望台まで行き写真を撮るのが通例です。

姿見の池で標高1,670m、第五展望台があり緊急避難小屋があります。ここから標高2,291mの旭岳の頂上へ向かう分岐があります。ガス、霧が発生すると道を失うこともありますので、くれぐれもご用心ください。また、貴重な高山植物を守るために、遊歩道から外れないように、お気を付けください。と注意事項があります。

山の天気は変わりやすく、風の影響で前や道が見えなくなり、高山植物の写真に夢中になり来た道や進行方向が分からなくなったり、その日のお天気は快晴でも前日の雨などで遊歩道に水がたまったままで、靴が泥だらけになることもあります。自然の怖さを知っているだけに本当に緊張します。

姿見の池駅から出発します

バスガイドですが、見た目は登山家風です。

姿見の池と旭岳の山頂です

バスツアーでは日程が決まっていますし、北海道の観光はお天気で見えたり見えなかったり、行けたり行けなかったりと難しいですが、天候に備えてバスツアーの方々も完全防備でご参加くださいませ。

またバスツアー以外の方もお怪我や事故のないように完全防備で山頂を目指し下山されて下さい。

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