【完全保存版】札幌大通公園の歴史と年間行事ガイド:オータムフェストから雪祭りまで全てを徹底解説

【完全保存版】札幌大通公園の歴史と年間行事ガイド:オータムフェストから雪祭りまで全てを徹底解説

皆様、こんにちは。鈴虫の鳴き声も聞こえてきて、日が落ちるのが早くなり、朝も暗い時間に起きるという「秋」を感じる今日この頃です。

北海道の各地では秋のイベント、収穫祭などがあります。

札幌の大通公園では【オータムフェスト】が2024/09/06(金)から始まりました。

初日は金曜日、学校帰りの学生さん、お仕事帰りの方々と地元や日本内外からの方々で賑わっていました。

地元のテレビ局でも「大通り西〇丁目の○○ではラーメンが~、お肉が~、スイーツが~」という具合に、食レポしながら色々と中継し紹介しておりました。

期間中は200万人も来られる、雪祭りに次ぐ規模のイベントです。

大通公園では、この他、年間を通してイベントがありますので、春から順番にご紹介させて頂きます。

ライラック祭りYOSAKOIソーラン祭り夏まつりのビアガーデンオータムフェストミュンヘン・クリスマス市ホワイトイルミネーション雪まつり、です。

イベント会場となっている場所はバスツアーでも車窓からご覧いただき、ご案内しておりました。

このページでもご紹介させて頂きます。

大通公園の歴史とその役割

大通公園
その昔は後志(しりべし)通りと呼ばれ、明治14年に大通りと命名されました。この通りはグリーンベルトをふくめて幅105m、全長1,300mあり市民の逍遥地(しょうようち)として親しまれております。

B‘z YouTube動画 公式サイト ミュージックビデオより 場所:大通公園のベンチ

季節ごとに花が咲き乱れる下段は、お昼休みビジネスに疲れたサラリーマンやOLのオアシスとなり、街行く人々の足を止めるのございます。

B‘z YouTube動画 公式サイト love me, i love youのミュージックビデオより OLさんが稲葉さんを見ている~♪

B‘zファンの聖地です。

B‘z YouTube動画 公式サイト love me, i love youのミュージックビデオより 稲葉さんがOLさんのお弁当を見ている~♪
B‘z YouTube動画 公式サイト love me, i love youのミュージックビデオより 大通公園

明治4年防河川として、この広い道路を造ったのが始まりで、現在は防火、衛生、風致の三役を立派にはたしております。


また札幌市はこの大通りを境に南北に分けられております。
(例:大通り北〇丁目。北3条東〇丁目。大通南〇丁目。南12条西〇丁目などです)

花壇には美しい花々が先ほころび、噴水のまわりや、芝生に腰を下ろして憩う人々の姿、とうもろこしのを食べながら、はしゃぎまわる子供たち、まさに市民の逍遥地にふさわしい光景が見られる所です。

銅像など目を引くものが色々あります。

写真提供:中添雅仁さん【カメラ Canon EOS Kiss X4】 【レンズ:TAMRON400㎜望遠レンズ】2023/11/22 場所:大通り西5丁目 聖恩碑とテレビ塔のイルミネーション

西5丁目には【聖恩碑(せいおんひ)】があります。高さ16m、昭和11年、天皇陛下をお迎えして陸軍大演習が島松(北広島市島松)で行われ、その時の記念に建てられたものです。

大通公園はどのようにして札幌のシンボルとなったのでしょうか?

大通公園は、1869年(明治2年)に北海道開拓使が設置されたことに始まります。開拓判官の島義勇が碁盤の目状の区画を構想し、1871年(明治4年)に中心部を北の官庁街と南の住宅・商業街に分ける大規模な火防線が作られました。これが大通公園の始まりです。

その後、1909年(明治42年)には造園家の長岡安平による整備計画が進められました。

第二次世界大戦中は公園が畑として利用されましたが、戦後は市民の憩いの場として再び整備が進み、現在の大通公園となりました。

やがて市民の憩いの場としての機能を担うようになりました。公園内には、92種類もの樹木が植えられ、市民に愛される緑豊かな空間となっています。

テレビ塔から↑写真と↓パンフレット

テレビ塔のある場所が大通西1丁目になります。

札幌市資料館のある大通西13丁目までを大通公園と言います。↑写真↓資料

大通公園の噴水

大通公園には4つの噴水があります。それぞれの噴水の場所と設置された年について以下にまとめます。

噴水の場所と設置年


西3丁目:
設置年: 昭和37年(1962年)に北海道拓殖銀行本店新築記念事業の一環として設置されました。その後、平成3年(1991年)にリフレッシュ工事の一環として新しい噴水が設置されました。

※3丁目と4丁目の噴水の間が駅前通りになります。


西4丁目:
設置年: 昭和43年(1968年)に北海道開道百年及び札幌市創建百年の記念として設置されました。その後、平成3年(1991年)に補修・洗浄が行われました。


西5丁目:
設置年: 詳細な設置年は不明ですが、西3丁目と同様にリフレッシュ工事の一環として新しい噴水が設置されました。


西11丁目:
設置年: 詳細な設置年は不明ですが、他の噴水と同様にリフレッシュ工事の一環として新しい噴水が設置されました。


これらの噴水は、大通公園のオアシスゾーンと呼ばれております。

さっぽろライラックまつりの歴史と魅力

さっぽろライラックまつり
開催時期: 毎年5月中旬から下旬
場所: 大通公園、川下(かわしも)公園

歴史と背景
さっぽろライラックまつりは、1959(昭和34)年に「ライラックの花が咲き揃う季節に文化の香り高い行事を行う」という文化人の呼びかけにより始まりました。

ライラックは1960(昭和35)年に札幌市の木に選ばれ、市民に親しまれる木となりました。

イベント内容
大通会場: 約400本のライラックが咲き誇る中、ライラック音楽祭、ワインガーデン、スタンプラリーなどが行われます。

昔の遊びや折り紙、書道などが体験できるコーナーもあり、子供から大人まで楽しめるイベントが盛りだくさんです。


川下会場: 第50回開催から加わったこの会場では、ライラックの森を巡るガイドツアーや川下公園コンサートが行われます。200品種以上のライラックが次々に花を咲かせ、その甘い香りを楽しむことができます。

特徴
ライラック音楽祭: 地元のアーティストや学生による音楽パフォーマンスが楽しめます。
ワインガーデン: 北海道産のワインや地元の食材を使った料理が提供されます。
スタンプラリー: 大通会場内を巡りながらスタンプを集めるイベントで、子供たちに人気です。

経済効果と課題
この祭りは、観光客を呼び込み、札幌市の経済に大きな貢献をしています。しかし、天候による影響や一部のイベントの混雑など、課題も存在します。

さっぽろライラックまつりは、札幌の初夏を告げる重要なイベントです。

さっぽろライラックまつりは、札幌の初夏を告げる重要なイベントですが他のイベントに比べますとライラックと春をゆったりと感じる事のできるイベントです。

ライラックは英語ですが和名はムラサキハシドイ。ドイツ語ではリラと申します。花言葉は「愛の初めの心」だそうで、新緑の季節にふさわしい言葉です。

札幌の木になっていますが、リラとも言い、ライラックが咲くころは、せっかく待ち望んだ暖かくなってきた春なのに冷え込みますので「リラ冷え」と言います。

渡辺淳一さんの小説『リラ冷えの街』が「リラ冷え」という言葉を広めました。

『リラ冷えの街』のあらすじ
『リラ冷えの街』は、札幌を舞台にした大人の恋愛小説です。物語は、学生時代に人工授精のためのドナーとなった主人公の有津が、数年後にその提供を受けた女性、佐衣子と偶然に出会うところから始まります。

二人は運命的な再会を果たし、次第に惹かれ合い、不倫関係に陥ります。

有津は既婚者でありながら、佐衣子との関係を深めていきますが、その関係は次第に複雑化し、様々な葛藤や困難に直面します。

物語の中で、札幌の四季の移ろいや風景が美しく描かれ、特に「リラ冷え」の季節が象徴的に登場します。

この小説は、現代の愛の虚しさや人間関係の複雑さを描き出し、読者に深い印象を与えます。

札幌の初夏を彩るYOSAKOIソーラン祭りの魅力と歴史

YOSAKOIソーラン祭りの概要

開催時期: 毎年6月上旬
場所: 大通公園を中心に札幌市内各所

札幌大通公園のよさこいソーラン祭りのメインステージは西8丁目に設置されます。また、パレードは西5丁目から西7丁目までの区間で行われます。

歴史と背景
YOSAKOIソーラン祭りは、1992(平成4)年に北海道大学の学生だった長谷川岳さんが、高知県のよさこい祭りに感動し、北海道でも同様の祭りを開催したいと考えたことから始まりました。

高知県の「よさこい祭り」と北海道の民謡「ソーラン節」を融合させたこの祭りは、初回は10チーム、約1,000人の参加者でスタートしました。

祭りの特徴

鳴子: よさこい祭りの象徴である鳴子を持ちながら踊ります。
衣装: 鮮やかな色彩の衣装や派手な化粧が特徴です。
演舞: 伝統的なソーラン節を基にしつつ、現代的で活発なダンスにアレンジされています。

規模と参加者
現在では、約270チームが参加し、約2.5万人の踊り手が集まります。観客動員数は約200万人に達し、札幌を代表する大規模なイベントとなっています。

イベント内容
パレード: 大通公園を中心に、札幌市内各所でパレードが行われます。
ステージ演舞: 日中は大通公園の通りで、夜はメインステージで踊りが披露されます。
コンテスト: 各チームが競い合い、優秀なチームには賞が授与されます。

経済効果と課題
この祭りは、観光客を呼び込み、札幌市の経済に大きな貢献をしています。しかし、一部の参加者や観客のマナーの問題や交通規制による日常生活への影響など、課題も存在します。

YOSAKOIソーラン祭りは、札幌の初夏を彩る一大イベントであり、多くの人々に愛されています。

YOSAKOIソーラン祭りと南中ソーランの異なる起源と共通点

よさこいソーラン祭りの一部である「南中ソーラン」は、北海道の稚内市立稚内南中学校で生まれました。

この踊りは、1980(昭和55)年代に稚内南中学校の教員と生徒によって考案され、学校の再生を象徴するものとして広まりました。

その後、テレビドラマ「3年B組金八先生」で取り上げられたことをきっかけに、全国の小学校や中学校の運動会や体育祭で踊られるようになりました。

現在では、北海道内の多くの学校で運動会や地域イベントで踊られています。

実際に「南中ソーラン」が登場したのは、1999年に放送された第5シリーズです。

このシリーズで、学級崩壊に陥った生徒たちが結束を取り戻すシーンで「南中ソーラン」が踊られ、一気に全国の小中学校に普及しました。

「3年B組金八先生」第5シリーズ1999(平成11)年放送で「南中ソーラン」が登場した際の有名な生徒役の俳優には、以下の方々がいます。

風間俊介さん(兼末健次郎役)
亀梨和也さん(深川明彦役)
岡あゆみさん(安井ちはる役)
小高早紀さん(桜田友子役)
片山雅彦さん(日野敬太役)
これらの俳優たちは、ドラマの中で印象的な役柄を演じ、その後も多方面で活躍しています。

YOSAKOIソーラン祭りは、1992(平成4)年に北海道大学の学生だった長谷川岳さんが、高知県のよさこい祭りに感動し、北海道でも同様の祭りを開催したいと考えたことから始まり、よさこい祭りと北海道の民謡「ソーラン節」を融合させたもので、

南中ソーランは、1980年代に稚内市立稚内南中学校で生まれた踊りです。

この踊りは、学校の再生を象徴するものとして広まりました。

テレビドラマ「3年B組金八先生」で取り上げられたことをきっかけに、全国の小学校や中学校の運動会や体育祭で踊られるようになりました。

つまり、YOSAKOIソーラン祭りと南中ソーランは別々の起源を持つものですが、どちらも「ソーラン節」を基にしている点で共通しています。

北海道の小中学校や幼稚園の運動会で良く踊られるのは「南中ソーラン」で、YOSAKOIソーラン祭りの一部ではなく、独立した踊りです。

西8丁目に立つトーテムポールとYOSAKOIソーラン祭りのメインステージ

トーテムポールは、西8丁目にあります。このエリアは「つどい・イベントゾーン」として知られており、様々なイベントやアクティビティが行われる場所です。


トーテムポール(totem pole)は、北アメリカ北西海岸に住むインディアン諸族が、そのトーテムである動物や鳥などを彫刻した柱のことです。トーテムポールは、独立柱、家柱、墓柱などとして立てられます。

トーテムポールの意味と役割
トーテム: トーテムは、ある部族や血族に宗教的な意味合いで関連付けられた動物や自然現象のことで、部族や血族のシンボルとなる存在を意味します。


象徴: トーテムポールには、部族の歴史や伝説、重要な出来事が彫刻されており、一族の象徴としての役割を果たします。


種類: トーテムポールには、記念柱、墓標柱、歓迎者柱など、様々な種類があります。

トーテムポールの文化的背景

トーテムポールは、北アメリカ北西海岸の先住民文化に深く根付いており、部族のアイデンティティや歴史を後世に伝える重要なツールとしての役割を果たしています。

大通公園にトーテムポールが設置された理由は、札幌市とカナダのバンクーバー市の姉妹都市提携を記念するためです。このトーテムポールは、バンクーバー市から贈られたもので、両都市の友好関係を象徴しています。

トーテムポールは、北アメリカ北西海岸の先住民文化を象徴するもので、部族の歴史や伝説を彫刻した柱です。大通公園に設置されたトーテムポールも、札幌市とバンクーバー市の友好の証として、訪れる人々にその文化的背景を伝えています。

札幌大通公園のよさこいソーラン祭りのメインステージは西8丁目に設置されます。また、パレードは西5丁目から西7丁目までの区間で行われます。

さっぽろ夏まつりビアガーデンの歴史と魅力

さっぽろ夏まつりのビアガーデン
開催時期: 毎年7月中旬から8月中旬
場所: 大通公園

歴史と背景
さっぽろ夏まつりのビアガーデンは、1959(昭和34)年に「納涼ビアガーデン」として始まりました。収益の一部を福祉団体に寄付する取り組みを続けており、現在では日本最大級のビアガーデンとして知られています。

イベント内容
会場: 大通公園の5丁目から8丁目、10丁目、11丁目にかけて約13,000席が設けられます。


ビールメーカー: 各ビールメーカーのブースが並び、サントリー、アサヒ、キリン、サッポロなどのビールが楽しめます。


料理: ビールに合う様々な料理が提供され、ジンギスカンや焼き鳥、ピザなどが人気です。
予約席: 一部の会場では予約席が設けられており、観光客専用の「おもてなしシート」もあります。

特徴
規模: 国内最大級のビアガーデンで、約13,000席が設けられます3。
雰囲気: 緑に囲まれた大通公園で、開放感あふれる夏のひとときを楽しむことができます。
多様性: 各ビールメーカーのブースがあり、様々なビールと料理を楽しむことができます。

経済効果と課題
このビアガーデンは、観光客を呼び込み、札幌市の経済に大きな貢献をしています。しかし、天候による影響や一部のイベントの混雑など、課題も存在します。

さっぽろ夏まつりのビアガーデンは、札幌の夏を楽しむための重要なイベントであり、多くの市民や観光客に愛されています。

さっぽろオータムフェスト2024の見どころと楽しみ方

さっぽろオータムフェスト2024
開催期間: 2024(令和6)年9月6日(金)〜9月29日(日)
開催時間: 10:00〜20:30(ラストオーダー20:00)
場所: 大通公園(大通西4丁目〜8丁目、10丁目、11丁目

イベントの概要
さっぽろオータムフェストは、2008(平成20)年に始まった「北海道・札幌の食」をメインテーマとしたグルメイベントです。

道内市町村自慢の特産品やお酒、札幌市内名店のシェフの料理など、道内各地から旬の食材やご当地グルメが集まります。全長約1kmにわたる大通公園の7つのエリアで開催され、約300店舗が出店します。

特徴と見どころ
多様な食の楽しみ: お肉や海鮮、ラーメン、スープカレー、道産ワインや日本酒など、北海道の味覚を存分に楽しむことができます。


地域の特産品: 各地域の特産品やご当地グルメが紹介され、北海道全体の食文化を広く知ることができます1。
シェフの料理: 札幌市内の名店のシェフが腕を振るう料理も楽しめます。

注意事項
持ち込み禁止: 会場内では外から持ち込んだ飲食物の摂取はご遠慮ください。
喫煙: 喫煙は決められた場所でお願いします。
飲酒: 20歳未満の飲酒は厳禁です。また、飲酒後の運転は絶対にやめましょう。

経済効果と課題
このイベントは、観光客を呼び込み、札幌市の経済に大きな貢献をしています。しかし、天候による影響や一部のイベントの混雑など、課題も存在します。

さっぽろオータムフェストは、札幌の秋を楽しむための重要なイベントです。

開拓の歴史と味覚が交差する西10丁目

大通公園西10丁目は「フロンティア歴史・文化ゾーン」として知られ、北海道開拓の恩人である黒田清隆とアメリカ人顧問のホーレス・ケプロンの銅像が設置されています。

昭和43年(1968年)に北海道開拓100年を記念して建立されたこの銅像は、北海道の発展に寄与した二人の功績を称えています。

明治4年(1871年)、開拓使次官(のちの長官)であった黒田清隆は、北海道の開拓を推進するためにアメリカの農務局長だったホーレス・ケプロンを顧問として招きました。

彼らは最新のアメリカ農業技術を導入し、北海道の総合的な開拓計画を立て、発展の礎を築きました。

現在、この歴史的なエリアで「さっぽろオータムフェスト」が2024年9月6日から開催されています。

西10丁目会場では、お肉をメインにしたブースが立ち並び、北海道産の新鮮な肉料理を堪能できます。

開拓時代の精神を感じながら、美味しいお肉を味わうことで、過去と現在の北海道の魅力を同時に楽しむことができます。

ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoの歴史と魅力と2024年


開催時期: 毎年11月下旬から12月25日
場所: 大通公園西2丁目

2024年の詳細

開催期間: 2024年11月22日(金)〜12月25日(水)
営業時間: 11:00〜21:00(ラストオーダー20:45)

2024年も例年通り、大通公園西2丁目で開催されます。クリスマスアイテムやフードブース、ステージイベントなど、例年通りの内容が予定されています。

歴史と背景
ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoは、2002年に札幌市とドイツのミュンヘン市の姉妹都市提携30周年を記念して始まりました。このイベントは、ミュンヘンのクリスマスマーケットを再現し、札幌市民や観光客に本場ドイツのクリスマスの雰囲気を楽しんでもらうことを目的としています。

マイバウム
広場の中に美しい飾りのついたポールが立っておりますが、これはドイツでは「マオバウム」イギリスでは「メイボール」と云いヨーロッパで行われる「五月祭」のシンボルです。昭和51年5月姉妹都市である西ドイツのミュンヘンシから、友好プレゼントとして贈られてきたものです。
マイバウムは大通公園の11丁目にあります。

イベント内容
クリスマスアイテム: ドイツ直輸入のクリスマスオーナメントや雑貨、手作りのクリスマスカードなどが販売されます。


フードブース: グリューワイン(ホットワイン)、ソーセージ、プレッツェルなど、本場ドイツのクリスマス料理が楽しめます。


ステージイベント: ドイツ音楽の演奏やクリスマスショーが行われ、クリスマスムードを盛り上げます。


サンタクロース: 本場フィンランドからサンタクロースが登場し、子供たちにプレゼントを配ります。

特徴
異国情緒: 札幌にいながら本場ドイツのクリスマスを体験できる貴重なイベントです。
家族向け: 子供から大人まで楽しめるイベントが盛りだくさんです。


観光客にも人気: 毎年多くの観光客が訪れ、札幌の冬の風物詩として定着しています。
ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoは、札幌の冬を彩る重要なイベントです。

さっぽろホワイトイルミネーション2024の開催概要と見どころ

さっぽろホワイトイルミネーション
開催時期: 毎年11月下旬から翌年3月中旬
場所: 大通公園、札幌駅前通、南一条通、札幌市北3条広場(アカプラ)、札幌駅南口駅前広場

2024年の詳細

開催期間: 2024年11月22日(金)〜2025年3月14日(金)
会場ごとの期間:

大通会場: 2024年11月22日(金)〜12月25日(水)

駅前通会場: 2024年11月22日(金)〜2025年2月11日(火・祝)

写真提供:中添雅仁さん【カメラ Canon EOS Kiss X4】 【レンズ:TAMRON400㎜望遠レンズ】2023/11/22 場所:大通り西4丁目の噴水
写真提供:中添雅仁さん【カメラ Canon EOS Kiss X4】 【レンズ:TAMRON400㎜望遠レンズ】2023/11/22 場所:大通り西4丁目の噴水の周りトンネルになって歩けます
写真提供:中添雅仁さん【カメラ Canon EOS Kiss X4】 【レンズ:TAMRON400㎜望遠レンズ】2023/11/22 場所:駅前通り

↑南口駅前広場 

歴史と背景
さっぽろホワイトイルミネーションは、1981(昭和56)年に大通西2丁目広場で約1千個の電球で始まりました。

年々その規模と内容が充実し、現在では国内を代表するイルミネーションイベントとなっています。冬の札幌を彩る風物詩として、市民や観光客に愛されています。

イベント内容
大通会場: シンボルオブジェが設置され、幻想的な光のアートが楽しめます。
駅前通会場: JR札幌駅前からすすきのまでの中央分離帯の立木がLEDで装飾され、約1.5kmにわたって華やかに輝きます。


南一条通会場: 南北両側に並ぶ46本のイチョウの木が70,000個以上のLEDで飾られ、約300mの光の道が幻想的に演出されます。


札幌市北3条広場(アカプラ)会場: 道庁赤れんが庁舎を背景に、古木の銀杏並木や広場内がライトアップされます。

写真↑のピンク色の花は、札幌市の花、すずらんですを表現して色が変化します。
札幌駅南口駅前広場会場: 音と光の演出が行われ、イルミネーションで彩られた「光の花」が現れます。

特徴
規模: 国内最大級のイルミネーションイベントで、約80万個のLEDが使用されます。
雰囲気: 冬の札幌を幻想的に彩り、訪れる人々に感動を与えます。
多様性: 各会場ごとに異なるテーマやデザインが楽しめます。

さっぽろホワイトイルミネーションは、札幌の冬を楽しむための重要なイベントです。

さっぽろ雪まつりの歴史と2024年の見どころ

さっぽろ雪まつりの歴史と進化

さっぽろ雪まつりは1950(昭和25)年、札幌市の中高生が大通公園に6つの雪像を展示したことから始まりました。この初回の雪まつりでは、雪合戦やカーニバルも行われ、約5万人が訪れました。

1955(昭和30)年からは自衛隊の参加により、大規模な雪像制作が始まり、札幌冬季オリンピックが開催された1972年を契機に、雪まつりは国際的に認知され、世界三大雪まつりの一つとして知られるようになりました。

さっぽろ雪まつり会場は他に2か所ございます。

すすきの会場: 氷の彫刻が展示され、透明感のある氷像がライトアップによって輝き、美しい冬の夜景が楽しめます。


つどーむ会場: スノーアトラクションが豊富で、雪の滑り台やスノーモービル、ラフティング体験など、家族全員で楽しめるアクティビティが充実しています。

以前は札幌市南区にある陸上自衛隊真駒内駐屯地内で行われておりました。

自衛隊による雪像制作の伝統

1955(昭和30)年から、自衛隊は「野戦築城訓練」の一環として、さっぽろ雪まつりに協力し、巨大雪像の制作を行っています。

自衛隊員は寒さの中、雪を固めてブロック状にし、それを積み上げて巨大な雪像を作り上げます。市民や観光客は、彼らの頑張る姿に感動し、完成した圧巻の雪像に魅了されます。

自衛隊のトラックで、中山峠や石狩湾新港などから雪を運んできます。

市民とボランティアによる雪像制作

さっぽろ雪まつりは市民参加型のイベントでもあり、市民や企業、サークルが個性豊かな雪像を制作します。

約80基の市民雪像が展示され、地域の絆や協力の精神が表現されます。雪まつりの伝統を引き継ぐ役割を果たす市民雪像は、訪れる人々に温かさを感じさせるものです。

大通公園の雪像テーマ

アニメ・キャラクター: 初音ミク、アイドルマスター シンデレラガールズなど、人気アニメやキャラクターをテーマにした雪像が登場します。特に若い世代に人気があり、細部まで再現されたキャラクターが見どころです。

歴史的建造物: 歴史的な建造物も再現され、その壮大さと精巧な作りが魅力です。建物の細部まで丁寧に再現された雪像は、文化的な魅力を伝えています。

動物・自然: ティラノサウルスやカムイサウルス、動物や自然をテーマにした雪像も大迫力です。特に動物の動きを捉えたポーズが見どころです。

文化・芸術: 文化や芸術をテーマにした雪像は、創造性と美しさが際立ち、アート作品としても評価が高いです。

2024年の雪像テーマ

2024年のさっぽろ雪まつりでは、以下のようなテーマの雪像が展示されました。

大通会場4丁目: TVアニメ『ゴールデンカムイ』をテーマにした大雪像
大通会場5丁目: 疾走するサラブレッド
大通会場6丁目: 『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!』のユウディアス・ベルギャー
大通会場7丁目: フローレンス・ナイチンゲールの偉業を偲ぶエンブリー荘
大通会場8丁目: 豊平館

毎年、スーパーヒーロー(仮面ライダーや戦隊もの)のキャラクターやアイドル、お笑い芸人さんを呼ぶときもあります。

札幌大通公園の雪祭りでプロジェクションマッピングが初めて導入されたのは、2013(平成25)年です。この技術は、雪像をスクリーンとして映像を投影し、音楽や効果音とともに幻想的なショーを楽しむことができます。

映像を建物や物体に投影する技術は「プロジェクションマッピング」と言います。プロジェクションマッピングは、建物や立体物の表面に映像を投影し、立体感や動きのある演出を行う技術です。建物や彫刻などの表面の形状に合わせて映像を加工し、視覚的なインパクトを与えるため、イベントやアート、エンターテイメントなどでよく使用されます。

せっかく作られた雪像ですが最終日の翌日には取り壊されます。「もったいない」と仰るお客様もいましたが、自然に溶けるのを待っていると、変に崩れて事故になりかねません。

安全を考慮しての事です。

以前は、期間中に宿泊する代が高くなる事と開催前には予約が取れない事もあり、早くも来年の予約をする方が多いと聞いたことがあります。

始まる前のツアーは若干、お値段も安く、「こうして雪像が作られるんですね」とその工程を楽しむ事が出来て喜んでいる方もいました。

まとめ

大通公園は、札幌市の歴史、文化、経済にとって欠かせない存在です。年間を通じて開催されるイベントは、市民生活に潤いをもたらし、地域経済の活性化に貢献しています。

また、市民と観光客の交流を促進し、札幌市の国際的な認知度を高める役割も果たしています。これからも大通公園は、札幌市の魅力を内外に伝える重要な場所として、その価値を高め続けるでしょう。

札幌市の大通公園は、市民生活に欠かせない場所であり、年間を通じて多彩なイベントが開催されています。

これらのイベントは、市民の生活に潤いをもたらし、地域経済の活性化、市民と観光客の交流促進、健康増進、環境保護、歴史の反映、未来への貢献、新しい文化の創造など、多方面にわたる影響を与えています。

大通公園のイベントは、これからも札幌市の魅力を内外に伝え、市民生活を豊かにする重要な役割を果たし続けるでしょう。

よくある質問/Q&A

Q: 大通公園で開催されるイベントのスケジュールはどこで確認できますか?
A: 大通公園で開催されるイベントのスケジュールは、公式ウェブサイトや市の観光案内所で確認することができます。

Q: 大通公園のイベントに参加するには事前に申し込みが必要ですか?
A: イベントによっては事前申し込みが必要なものもありますが、多くは自由に参加できます。詳細は各イベントの案内をご確認ください。

Q: さっぽろ雪まつりはどこで開催されますか?
A: さっぽろ雪まつりは、大通公園、すすきの、つどーむの3つの会場で開催されます。

Q: オータムフェストの開催期間はいつですか?
A: オータムフェストは毎年9月上旬から下旬にかけて開催されます。

Q: YOSAKOIソーラン祭りは誰でも参加できますか?
A: YOSAKOIソーラン祭りは、チームに参加することで踊りに参加できます。見学は誰でも自由に楽しむことができます。

Q: 札幌ライラックまつりではどんな活動がありますか?
A: 札幌ライラックまつりでは、ライラックが咲き誇る中、音楽祭やワインガーデン、スタンプラリーなどが開催されます。また、ライラックをテーマにしたクラフトやグルメの出店もあります。

Q: さっぽろホワイトイルミネーションのライトアップ時間は?
A: さっぽろホワイトイルミネーションは、夕方5時頃から点灯し、深夜まで楽しむことができます。点灯時間は時期や天候によって変わるため、事前に確認することをお勧めします。

Q: さっぽろ夏まつりのビアガーデンはどんな規模ですか?
A: さっぽろ夏まつりのビアガーデンは、日本最大級の規模を誇り、大通公園全域にわたって設置されています。多くの観光客や地元の人々が訪れ、涼しい夏の夜を楽しみます。

Q: YOSAKOIソーラン祭りの踊りはどのような特徴がありますか?
A: YOSAKOIソーラン祭りの踊りは、力強いソーラン節と高知県のよさこい祭りの要素が融合したもので、カラフルな衣装とエネルギッシュなパフォーマンスが特徴です。参加チームによって個性豊かな演出があり、観客を魅了します。

Q:大通公園のイベントは子どもたちにとっても楽しい場所ですか?
A:はい、大通公園のイベントは子どもたちにとっても非常に楽しい場所です。特に、夏に開催される子ども向けのワークショップや、冬の雪まつりでは、子どもたちが雪の彫刻を作る体験ができます。これらのイベントは、子どもたちの創造力や協調性を育む素晴らしい機会となっています。

Q:大通公園のイベントはどのようにして環境保護に配慮していますか?
A:大通公園のイベントでは、環境保護にも配慮しています。イベント主催者は、ゴミの分別回収やリサイクルの推進、使用する資材の環境負荷を低減する努力をしています。また、公園内では自然との調和を大切にし、植物や動物への影響を最小限に抑える取り組みが行われています。

Q:大通公園のイベントは札幌市の歴史をどのように反映していますか?
A:大通公園のイベントは、札幌市の歴史を反映しています。例えば、さっぽろ雪まつりは、札幌市が冬の都市としての魅力を世界に示すイベントとなっています。また、YOSAKOIソーラン祭りは、北海道の歴史と文化を象徴するイベントとして、多くの人々に愛されています。

Q:大通公園のイベントはどのようにして札幌市の未来に貢献していますか?
A:大通公園のイベントは、札幌市の未来にも貢献しています。イベントを通じて、市民のコミュニティ感を強化し、子どもたちに文化や芸術に触れる機会を提供することで、次世代の育成に寄与しています。また、国際的なイベントを開催することで、札幌市のブランド価値を高め、将来の観光産業の発展につながっています。

Q:大通公園のイベントはどのようにして新しい文化を創造していますか?
A:大通公園のイベントは、新しい文化を創造する場となっています。イベントを通じて、新たなアート作品の展示や、地元アーティストによるパフォーマンスが行われ、札幌市独自の文化的アイデンティティを形成しています。これらの活動は、市民の文化的な豊かさを高め、新しい文化の発展に寄与しています。

お・ま・け

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の中の→こちら や→こちら で大通公園を紹介していますので是非どうぞ。

【北海道産トウモロコシの種類と歴史〜甘さと美味しさの秘密に迫る!〜デントコーンとの違いも解説】の→こちら に大通公園のトウキビワゴンのお話しと、大通公園大通西3丁目、大通公園北側 石川啄木像歌碑 の事をご紹介しております。

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