写真は福島町のホームページからお借りしています。選ぶのに迷うほど美しい写真がありました。その福島町のサイトはこちら
2024年5月のイベント
津軽海峡側から見た福島町
福島町は、北海道の南部に位置するこの地域は、その自然環境だけでなく、豊かな歴史にも恵まれています。町制施行前は「福島村」として知られ、1944年に町制が施行されて以来、地域コミュニティとしてのアイデンティティを育んできました。1955年には周辺の村を編入し、現在の町域が形成されました。この地域は、東は上磯郡知内町、西は松前郡松前町、北は桧山郡上ノ国町に接しており、多様な自然環境と文化が交差する場所です。
歴史の面では、アイヌの言葉に由来する地名が多く、福島の名前もアイヌ語の「オリカナイ(折加内)」が語源とされています。これは「潮が入ってきて河水が逆流する川」という意味で、地理的特性を表しています。また、この地はコシャマインの戦いのような歴史的事件の舞台となったこともあり、深い歴史が刻まれています。
自然保護活動にも積極的な福島町は、岩部海岸などの自然景観を保護しつつ、それを活かした観光開発を進めています。地元産のスルメをはじめとする海産物の生産・加工も盛んで、地域経済の支えとなっています。
さらに、地域の伝統と現代の価値を結びつける多くの文化イベントが開催されており、訪れる人々にとっては新たな発見となるでしょう。特に、相撲という伝統的なスポーツにちなんだイベントは、福島町のアイデンティティを象徴するものとなっており、観光客にも大変人気があります。
福島町の美しい自然、豊かな歴史、温かい地域コミュニティを訪れることで、訪れた人々が「BE HAPPY FUKUSHIMA」のスローガン通り、幸せを感じ取ることができるでしょう。これらの要素が組み合わさって、福島町は訪れる人々にとって忘れられない場所となるに違いありません。
横綱千代の山・千代の富士記念館
写真提供:土方歳美さん 数年前に訪れた時のだそうです。
福島町は、「横綱千代の山千代の富士記念館」を中心に、横綱千代の山と千代の富士が育った地としても多くの相撲ファンに親しまれています。訪問者は記念館で横綱たちの歩んだ道を追体験することができるだけでなく、彼らが実際に使用した土俵での稽古風景も見学することが可能です。これは、相撲に興味がある方だけでなく、日本の文化や伝統に触れたい全ての方にとって貴重な体験となるでしょう。
夏合宿の期間中は、特にこの地域が活気づきます。観光客や相撲ファンが全国から集まり、若手力士たちが汗を流す姿を間近で見ることができます。これにより、訪問者は相撲の世界の厳しさとその魅力をより深く理解する機会を得ることができます。
さらに、九重部屋のマルチスクリーンで流れる映像は、両横綱の圧倒的な戦いや、彼らの生涯と成果を詳細に紹介しており、訪問者にとっては彼らの偉大なキャリアを振り返る貴重な時間となります。これらの映像を通じて、訪れる方々は横綱としての心技体を究めた二人の偉大な力士の精神に触れることができるのです。
この記念館はただの展示場ではなく、相撲という日本の国技を通じて、訪問者自身が成長と向上を実感する場でもあります。ここ福島町に足を運び、横綱千代の山と千代の富士の遺産を体感し、彼らが遺した「力士精神」を自らの心に刻むことができます。
福島町とこの記念館を訪れることで、皆様はただ観光するだけでなく、日本の深い伝統と文化の一端を生き生きと体験することができるでしょう。この町が持つ独特の魅力と、相撲文化の重要な要素を存分に楽しんでいただけることをお約束します。
体力の限界
皆様、引き続き福島町が誇る歴史的なランドマーク、北海道出身初の横綱である千代の山と、その弟子であり、相撲界の「ウルフ」としても知られる千代の富士の偉業を讃えたいと存じます。二人は同じ福島町出身で、さらに同じ小学校の卒業生という特別な縁も共有しています。
ここ横綱記念館では、千代の山と千代の富士の生涯と輝かしい相撲キャリアをたどることができる展示が多数あります。彼らの化粧まわし、横綱の賜杯、国民栄誉賞の賞状など、実際に使用された貴重なアイテムも展示されています。さらに、彼らの激動の相撲人生を映像で振り返ることができるスクリーンが設置されており、感動的な瞬間を再体験することが可能です。
特に千代の富士については、彼が「体力の限界」を迎えた後、どのようにして気力を振り絞り、横綱としての地位に留まり続けたかの物語は、多くの相撲ファンに感動を与えています。彼の引退は、師匠である九重と共に、次世代の力士たちが成長するまでの責任感から延期されていたという背景があり、その精神性の高さを感じることができます。
この記念館は、道の駅横綱の里ふくしまと併設されており、訪れた際には地元の特産品も手に入れることができます。1997年の開館以来、多くの訪問者がこの地を訪れ、二人の横綱の足跡をたどりながら、福島町の豊かな文化と歴史に触れています。
ぜひ福島町にお越しの際は、横綱千代の山・千代の富士記念館を訪れ、日本の国技である相撲の歴史と、その中で生きた二人の偉大な横綱の精神を体感してください。この場所は、ただの観光スポットではなく、日本の伝統と魂が息づく場所です。
私は千代の富士全盛時代、相撲が大好きでした。北海道の夏の巡業には仕事を休んでついて回りました。その千代の富士が涙をこらえて「体力の限界」と言った後、万感の思いが突き上げたのでしょう。数秒後「気力もなくなり引退することになりました」と絞り出したような言葉に、もらい泣きしました。
幕内優勝31回、国民栄誉賞横綱は激動の相撲人生を生きました。小さな大横綱として細身ながら、スピード、引き締まった体、眼光の鋭さなどで「ウルフ」の異名で呼ばれ、引退を決意した一番は「初日貴花田に負けて…」と。
師匠九重は「体力的にはボロボロ。それでも頑張ったのは次の世代が育つまで、という気持ちがあったからだろう。いい引き際で、見事だと思う」と涙し、またももらい泣きし、思い出してもウルウルしてしまいます。21年の土俵生活に別れを告げた日は、20年前に大鵬が引退した日と重なり運命のように感じました
道の駅 『横綱の里ふくしま』
特産品センター 国道228号沿いTEL:01394-7-4072
営業時間 9:00~17:00
おみやげ 水産加工品、菓子
新鮮な海産物を生かした加工品を中心に販売。特に日本一の生産量を誇るスルメや、一夜干し、イカの塩辛など種類も豊富に揃っています。
ここにも伊能忠敬様が
伊能忠敬北海道測量開始記念公園
「大日本沿海輿地全図」を作成した際、蝦夷地測量は福島町吉岡から始まったとする記録が残っています。その功績を後世に伝えるため伊能忠敬没後200年の節目であった2018年に記念公園を建設しました。
私事で恐縮です。私の1番好き方、間宮林蔵様。次が松浦武四郎様。次が伊能忠敬様です。他にも好きな方、尊敬する方がおりますがおいおいご紹介させて頂きたいです。
青函トンネル記念館
青函トンネル記念館
世紀の大工事と言われ、トンネル技術を結集して完成させた世界最大の海底トンネル「青函トンネル」。工事中に実際に使用していた設備重機や工事記録、技術情報などが展示されてます。
青函トンネル
皆様、次にご紹介するのは、青函トンネルです。このトンネルは本州と北海道を結ぶ、歴史的な重要性を持つ交通の要所です。かつては青函連絡船がこの二つの地を結んでいましたが、1988年に青函トンネルが開通し、その役割を引き継ぎました。
多くの方が修学旅行やツアーで青函連絡船を利用されたことでしょう。船のお見送りでは、紙テープを手に、船が見えなくなるまで手を振るという心温まる光景が繰り広げられていました。今でもその思い出話は多くの方に愛されています。
青函トンネルが開通した際、初めてトンネルを利用したお客様は、海底を走るトンネルということで、海の中が見えるかもしれないと期待されていた方々が多くいました。(本当の話です)しかし、実際にはトンネル内部は完全に暗く、その期待とは異なる体験となりました。訪れる多くの方が、トンネルの構造や技術について新たな知見を得る一方で、少しの驚きもお持ち帰りになったことでしょう。
青函トンネルは、その技術的な偉業と、北海道と本州を繋ぐ交通の革新としての重要性から、訪れる方々にとっては見逃せないスポットです。このトンネルを通じて、日本の先進的な鉄道技術を体感し、二つの地域を結ぶ歴史的な一歩に思いを馳せていただければと思います。
青函トンネルについての話はまだまだありますが、大まかにご紹介させて頂きますと、このトンネルは、全長約53.85キロメートルで、そのうちの23.3キロメートルが海底を走っています。これにより、青函トンネルは世界でも非常に長い海底トンネルの一つとなっており、技術的な成果としても高く評価されています。
トンネルの建設は、日本の鉄道史においても一大プロジェクトであり、多くの困難を乗り越えて完成に至りました。その過程で得られた技術や経験は、その後の日本のトンネル建設技術の発展に大きく寄与しています。
青函トンネルを訪れることは、ただの交通手段を体験するだけでなく、日本の近代化を支えた重要なインフラストラクチャーに触れることを意味します。また、トンネルを利用することで、旅行者は北海道と本州の間を非常に迅速に移動することができ、旅の効率も大幅に向上します。
この青函トンネルを通じて、皆様は日本の技術力と挑戦の精神を体感することができます。ぜひ、この驚異の工学技術がもたらす体験をお楽しみください。
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写真、引用文は福島町環境協会 事務局様の許可とご協力を得ております。
– 函館市内から –
JR函館駅から◾️バス函館バス【松前号・松前線】に乗車「福島」で降車 約2時間半 |
◾️お車「函館駅前」から「福島」まで 約1時間半 |
函館空港から◾️バスシャトルバス→「函館駅前」→【松前号・松前線】に乗車「福島」で降車 約3時間 |
◾️お車「函館空港」から「福島」まで 約1時間20分 |
– 木古内町から –
JR木古内駅から◾️バス函館バス【松前号・松前線】「木古内駅前」より乗車「福島」で降車 約55分 |
◾️お車木古内駅より 約35分 |